目次
サービス説明資料
ことばうけみまもりの考え方、主な機能、プライバシー面の安心設計をPDFでも確認できます。
サービス説明資料PDFを見る1. 本ツールが目指すこと
本ツール「ことばうけみまもり|Xことばに心のワンクッション」は、誰かの考え方、信念、価値観、思想や信条、意見そのものを縛るためのものではありません。
また、言葉や思想を一方的に制限したり、何が正しいかを決めつけたりするためのものでもありません。
人には、それぞれの心や感情があります。
ときには言いすぎてしまうこともあり、意見の違いから感情のこもったやりとりになることもあると思っています。
お互いに対等な関係性や信頼関係があり、対等に意見を言い合える中で、考え方がぶつかることまで否定したいわけではありません。
「ことばうけみまもり」は、すべての人に完璧で綺麗な言葉を求めるものではありません。
いきなり読ませない。でも、読む自由も残すこと。読む前に、心を守るための小さな選択肢を渡すことを大切にしています。
人それぞれの表現の自由を尊重しながら、みなさんが安心してX(旧Twitter)で情報発信やコミュニケーションを楽しめるよう、そっと支えられるツールを目指しています。
2. 守りたい場面
一方で、X(旧Twitter)上のやりとりの中には、受け取る人の心に大きな負荷をかけてしまう言葉があります。
たとえば、次のような言葉やコミュニケーションです。
- 優位な立場や上下関係などを背景として、一方的に人の心を傷つけること
- 複数人で一人を追い詰めるような言葉やコミュニケーション
- 人の存在や人格を否定するような表現
- 人の心や人柄を見ず、特定の属性だけで決めつけ、偏見や侮辱を向けること
「ことばうけみまもり」は、こうした一方的で過度な言葉を読む前に、ユーザー自身が一度立ち止まれるようにすることを目指しています。
ミュートするほどではないけれど、いきなり読むには心の負荷が大きい場面にも、読む前の余白をつくることで寄り添います。
3. 属性攻撃について
ここでいう属性攻撃とは、人の属性だけを見て、その人自身を決めつけたり、類型化したり、侮辱したりするような言葉を指します。
属性には、様々なものがありますが、たとえば次のようなものなどが含まれます。
- 職業
- 立場
- 地位
- 外見
- 出自
- 技能
- 趣味
- 年齢
- 性別
- 背景
- 資産
- 収入
- 国籍
属性に触れること自体を、すべて問題としたいわけではありません。
問題にしたいのは、人の心や人柄を見ず、属性だけで人を決めつけ、偏見や侮辱などの強い言葉を向けることです。
4. 本ツールがすること
「ことばうけみまもり」は、人格否定、存在否定、属性攻撃、強い罵倒、執拗な攻撃など、心に負荷がかかる可能性のある表現をブラウザ内のルールベースで補助的に判定し、読む前のワンクッションを表示します。
X(旧Twitter)上の投稿本文を完全に消すのではなく、必要に応じてぼかし表示を行い、ユーザーが自分で「内容を表示する」か「今は見ない」かを選べるようにします。
通常の投稿本文だけでなく、引用ポスト内に表示される引用元本文もワンクッション表示の候補にします。
Xのミュートするキーワードなどの標準機能を置き換えるものではなく、投稿を完全に見えなくする前に、一度立ち止まるための選択肢を加える補助ツールです。
オプション画面では、ワンクッションの表示されやすさを「少なめ」「標準」「多め」から選べます。
「今は見ない」を選んだ場合でも、あとから「内容を表示する」から投稿本文を確認できます。読む自由を残しながら、今は読まない自由も大切にします。
読むか、今は読まないか。
その選択を、ユーザー自身に残すことを大切にしています。
5. 判定ルールの考え方
判定は、ブラウザ内に入っている固定的なルールベースで行います。投稿本文を外部AIサーバーへ送って解析するものではありません。
対象になり得るのは、強い侮辱表現、存在否定に近い表現、暴力的・脅迫的に読める表現、心に大きな負荷がかかりやすい表現、誹謗中傷や強い言葉などです。
ただし、判定は完全ではありません。問題のない投稿にワンクッションが出る場合もあれば、読みにくい投稿でもワンクッションが出ない場合もあります。
ルール更新が必要な場合は、拡張機能本体の更新として行います。ユーザーの投稿本文や判定結果を収集して、ルール改善に使うことはありません。
6. 本ツールが目的としないこと
「ことばうけみまもり」は、次のようなことを目的としていません。
- 意見や思想を一方的に制限すること
- 誰かの正しさを判定すること
- 投稿者を評価したり、攻撃者として断定したりすること
- アカウント単位で危険度を判定すること
- 自動でブロックや通報を行うこと
- 投稿を削除すること
- X公式のミュートするキーワードなどの標準機能を置き換えること
- 誹謗中傷や不快な投稿を完全に防ぐこと
- すべての言葉を綺麗に整えること
このツールは、人を裁くためのものではありません。
読む側の心を守るために、少しだけ距離を置く選択肢を渡すための補助ツールです。
7. プライバシーについて
「ことばうけみまもり」は、投稿本文や判定結果を外部サーバーへ送信しません。
判定はブラウザ内で行い、設定値はこのブラウザ内に保存されます。
現時点で保存する設定値は、拡張機能を有効にするかどうかを示す enabled と、ワンクッションの表示されやすさを示す cushionSensitivity のみです。
投稿本文、判定結果、URL、ユーザー情報、内部判定詳細は保存しません。
8. 開発者としての姿勢
本ツールの開発者(青木直之)は、何かを一方的に裁ける立場の人間ではありません。
それでも、誹謗中傷や、一方的で過度な言葉によって、人の心が傷ついてしまう状況を少しでも減らしたいと思っています。
こうした悲しいことで人が傷ついてしまう状況を、少しずつでも変えていきたい。
その思いで、「ことばうけみまもり」の開発に取り組んでいます。
9. 今後も考え続けること
言葉やコミュニケーションの問題は、とても大きく、簡単に答えが出るものではありません。
何が人の心を強く傷つけるのか。
どのような構造や状況で、過度な言葉が生まれやすいのか。
どこからが「過度」なのか。
こうした問いには、人それぞれの考え方や価値観、前提があります。
だからこそ、「ことばうけみまもり」は、今後も調査と検討を続けながら、少しずつ改善していきます。
人それぞれの表現の自由を尊重しながら、読む人の心も守れるように。
その両方を大切にしながら、開発を続けていきます。